爆サイの開示請求は何日かかる?期間の目安と急ぐべき理由

爆サイ

爆サイに悪質な書き込みをされてしまい、「誰が書いたのか特定したい」「でも、開示請求って何日くらいかかるんだろう?」と不安に感じていませんか。

結論からお伝えすると、投稿者の特定までにかかる期間は おおむね3〜6か月 が目安です。ただし、これは「早く動けた場合」の話。対応が遅れると、そもそも特定できなくなってしまうケースもあります。

この記事では、爆サイの開示請求にかかる期間の目安、なぜ時間がかかるのか、そして「一日でも早く動いたほうがよい理由」を、専門用語をかみくだきながらわかりやすく解説します。

爆サイの開示請求にかかる期間の目安

投稿者を特定するまでにかかる期間の目安は、次のとおりです。

手続きの方法 期間の目安
発信者情報開示命令(2022年10月〜の新しい手続き) 約3〜6か月
従来の手続き(仮処分+訴訟の2段階) 約1年以上かかることも

かつては投稿者の特定までに1年以上かかることも珍しくありませんでしたが、2022年10月の法改正で新しい手続きが使えるようになり、以前より短い期間で進められるケースが増えています。

とはいえ、どんなにスムーズに進んでも数か月はかかる、というのが実情です。「明日には相手がわかる」といった性質のものではない点は、あらかじめ知っておくと安心です。

そもそも開示請求とは?大きく2つのステップで進みます

「開示請求」と一口に言っても、実は複数の段階を踏む必要があります。爆サイのような匿名掲示板の場合、大きく分けて次の2ステップです。

ステップ1:爆サイにIPアドレスの開示を求める

まずは掲示板の運営側(爆サイ)に対して、その投稿がどの回線から書き込まれたかを示す「IPアドレス」の開示を求めます。IPアドレスは、投稿者にたどり着くための最初の手がかりになります。

ステップ2:プロバイダに氏名・住所の開示を求める

IPアドレスだけでは、まだ個人までは特定できません。次に、そのIPアドレスを管理しているインターネット接続業者(プロバイダ)に対して、契約者の氏名や住所の開示を求めます。ここまで進んで、ようやく投稿者が特定できる可能性が出てきます。

このように 2段階で情報をたどっていく ため、どうしても一定の時間がかかるのです。

なぜ何か月もかかるの?時間がかかる主な理由

「たった1件の書き込みなのに、なぜそんなに時間が?」と感じる方も多いはず。主な理由は次の3つです。

  • 裁判所での手続きが必要 … 投稿者の情報は個人情報にあたるため、勝手には開示されません。裁判所を通した手続きを踏むのが原則で、その審理に時間がかかります。
  • 相手方への確認期間がある … プロバイダは、契約者本人に「情報を開示してよいか」を確認します。この確認(意見照会)には一定の回答期間が設けられており、その分だけ時間が必要になります。
  • 2段階の手続きを順に進める … 前述のとおり、まずIPアドレス、次に氏名・住所と、段階を踏んで情報をたどるため、それぞれに手続き期間が発生します。

法改正で手続きは以前より進めやすくなりました

近年の法改正により、開示請求の手続きは以前よりスムーズになっています。

まず、2022年10月に 「発信者情報開示命令」 という新しい制度が始まりました。従来は複数の裁判手続きを別々に進める必要がありましたが、この制度により、ひとつの手続きの中でまとめて進めやすくなり、以前より短い期間で解決するケースが増えています。

さらに、根拠となる法律は2025年4月に 「情報流通プラットフォーム対処法」 へと改められました(従来の「プロバイダ責任制限法」の内容を引き継いだ改正法です)。大規模なプラットフォーム事業者に対して、削除申請などへの一定の対応が求められる仕組みも整えられています。

こうした流れもあり、被害を受けた方が行動を起こしやすい環境になってきているといえます。

一日でも早く動くべき理由:ログには「タイムリミット」があります

ここまで「数か月かかる」とお伝えしてきましたが、実はもっと大切なのが スタートを切るタイミング です。

投稿者を特定する手がかりとなる通信の記録(ログ)は、プロバイダが おおむね3〜6か月ほど しか保存していないとされています。この保存期間を過ぎてしまうと、記録そのものが消えてしまい、特定が事実上むずかしくなってしまうことがあります。

つまり、

「開示請求には数か月かかる」+「ログは数か月で消える可能性がある」

という2つの事情が重なるため、気づいたらできるだけ早く動き出すこと が、その後の結果を大きく左右します。「もう少し様子を見てから」と迷っているうちに、手がかりが失われてしまうことは避けたいところです。

まとめ

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • 爆サイの開示請求で投稿者を特定するまでの期間は、おおむね3〜6か月 が目安
  • 手続きは「爆サイへのIP開示」→「プロバイダへの氏名・住所開示」の 2段階
  • 裁判所を通した手続きや相手方への確認が必要なため、一定の時間がかかる
  • 2022年・2025年の法改正で、以前より進めやすい環境になっている
  • ログの保存期間(おおむね3〜6か月)という タイムリミット があるため、早めの行動が重要

開示請求は手続きが複雑で、証拠の準備や書面の作成など、専門的な判断が必要になる場面が多くあります。ご自身の状況で具体的にどう進めればよいか迷う場合は、早い段階で弁護士などの専門家に相談することを検討してみてください。

※本記事は、爆サイの投稿削除・開示請求を検討している方に向けた一般的な情報の提供を目的としたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを行うものではありません。実際の手続きや見通しについては、弁護士等の専門家にご確認ください。

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