爆サイに自分や自分のお店のことを書かれてしまい、「誰が書いたのか特定したい」「でも弁護士に頼むと費用が高そう…自分でできないのかな」とお悩みではないでしょうか。
この記事では、自分で爆サイの開示請求を行う方法について、2025年に変わった最新のルールをふまえて、手順・費用・注意点をわかりやすく解説します。専門用語もかみくだいて説明しますので、はじめての方も安心して読み進めてください。
結論:一部は自分でできるようになりました

まず結論からお伝えします。爆サイの開示請求は、一部を自分で進められるようになりました。
2025年以降、爆サイでは本人確認をすませたアカウントがあれば、運営会社に対するIPアドレスの開示請求を自分でオンライン申請できます。以前のように「まず弁護士に…」という前提ではなくなりました。
ただし注意点があります。投稿した人の氏名や住所まで突き止めるには、もう一段階の手続きが必要で、ここは難しくなりがちです。理由を順番に説明していきます。
開示請求は「2段階」で進む仕組み

「開示請求」と聞くと一度で相手が分かるイメージがあるかもしれませんが、実際は2段階に分かれています。
爆サイは投稿者の名前・住所を持っていない
意外に思われるかもしれませんが、爆サイの運営会社が持っているのは、投稿に使われたIPアドレス(ネット上の住所のようなもの)などの通信記録だけです。投稿者の本名や住所そのものは持っていません。
本名や住所を把握しているのは、その人が契約しているプロバイダ(ドコモやKDDIなどの通信会社)です。
だから手続きは2ステップになる
そのため、投稿者を特定するには次の順番で進めます。
- 爆サイにIPアドレスの開示を求める
- 開示されたIPアドレスをもとに、プロバイダに氏名・住所の開示を求める
このうち、1つめは自分でも申請しやすくなり、2つめが難しい、というのが今の状況です。
【第1段階】自分で爆サイにIP開示請求する手順

2025年9月以降、爆サイへの開示請求は「弁護士・法務関連の申請窓口」からのオンライン申請に一本化されました。弁護士でなくても、本人であれば申請できます(代理人が申請する場合は代理人確認が必要です)。
準備するもの
申請には、主に次のものが必要です。
- 本人確認をすませた爆サイの会員アカウント
- 発信者情報開示請求書
- 印鑑登録証明書(発行から3か月以内のもの)
- 権利を侵害された証拠となるページのスクリーンショット(対象のレス番号がわかるもの)
スクリーンショットは、どのレス(投稿)が問題なのか一目で分かるように、該当箇所を丸で囲むなどしておくとよいでしょう。
費用と期間の目安
爆サイでは、法改正への対応にともない開示請求が有料になりました。IPアドレスの開示手数料は、レス1件につき33,000円(税込)で、支払いはクレジットカードのみです。開示までの期間は、公式の案内でおおよそ1か月程度とされています。
ここで大事な注意点があります。手数料を支払っても、必ず開示されるとは限りません。そして開示されなかった場合でも手数料は返金されない、とされています。申請の前に、対象の投稿が開示につながりそうな内容かをよく確認しておきましょう。
【第2段階】投稿者本人を特定するには(ここが難所)

爆サイからIPアドレスが開示されたら、次はそのIPを管理するプロバイダに対して、契約者の氏名・住所の開示を求めます。
この段階は、多くの場合、裁判所への発信者情報開示命令という手続きが必要になります。2022年10月にできた比較的新しい制度で、以前より手続きはスムーズになりました。法律上は本人が申し立てることも可能です。
ただし、ここでは「なぜ開示が認められるべきか(権利侵害があること)」を法的に整理して主張し、証拠をそろえる必要があります。はじめての方にとってはハードルが高く、慣れていないと途中でつまずきやすい部分です。
時間との勝負になる(ログの保存期間)
さらに気をつけたいのが、時間の制約です。プロバイダが持つ通信記録(ログ)は、およそ3〜6か月で消えてしまいます。とくにスマートフォンのキャリアは3か月程度と短めです。
記録が消えると、たとえ手続きを進めても投稿者にたどり着けなくなります。「おかしいな」と思ったら、できるだけ早く動き出すことが大切です。
開示が認められやすいケース・難しいケース

どんな投稿でも開示されるわけではありません。目安として、次のような場合は手続きを進めやすいとされています。
- 特定の個人名や店名・会社名がはっきり書かれている
- イニシャルなどでも、第三者が見て誰のことか分かる
- 名誉毀損やプライバシー侵害にあたりそうな内容である
反対に、誰のことか特定できない書き込みや、単なる感想・評価の範囲にとどまる内容は、開示が難しくなる傾向があります。最終的な判断は個別の事情によりますので、迷ったときは専門家に確認すると安心です。
自分で進めるときの注意点

最後に、自分で対応する場合に押さえておきたいポイントをまとめます。
- 削除と開示は別の手続きです。先に投稿を削除してしまうと証拠が消えることがあるため、まずはスクリーンショットなどで証拠を残しましょう。
- URL全体・レス番号・投稿日時など、あとで必要になる情報は確実に保存しておきます。
- 前述のとおり、手数料は開示されなくても戻りません。申請前の見極めが大切です。
まとめ:まずは証拠を残すことから
爆サイの開示請求は、第1段階(爆サイへのIP開示請求)については自分でも申請しやすくなりました。一方で、第2段階(投稿者本人の特定)は難易度が上がり、時間の制約もあります。
まずは慌てて削除せず、証拠をしっかり残すこと。そのうえで、自分で進めるか、専門家に相談するかを判断していきましょう。
費用をかけずにまず相談したい場合は、総務省の支援を受けて運営されている「違法・有害情報相談センター」などの公的な無料相談窓口を利用する方法もあります。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の法的アドバイスではありません。具体的なケースについては弁護士などの専門家にご相談ください。掲載している手続きや費用は変更される場合がありますので、申請前に必ず公式の最新情報をご確認ください。

コメント